共通認識の「60を越し、残りの生の方が短くなった私たち」という文面から、シニアの劇団をめざしているように誤解される恐れがありましたが、劇団こむし・こむさは、年齢を問わず、新しいメンバーや協力してくださる方々の力を得て、これまで活動してきました。
第4回公演を目指す2017年、新しく加わった若いメンバーも交えて話し合いを行い、共通認識を次のように改めることにしました。
「戦後生を受け、昭和、平成と生きてきて、私たちが今、このとき、表現したいこと、表現しなければならないこと、表現できることの演劇化」
若い世代との壁を取り払うために文言を変えましたが、戦前から戦中、戦後と続く時の流れ、世の中の流れの中に身を置いて、演劇を創造しようとする思いは変わりありません。
「私たちが今、このとき、表現したいこと、表現しなければならないこと、表現できること」は、まだまだ残っています。年齢を越えた力と熱を集めて、その演劇化に一つ一つ取り組んでいきたいと考えています。
代表 野村 勇
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