ツバメ記念日−その2




00年5月17日


雨の中、ついに、ツバメの夫婦が巣に入った。


二羽にしては狭い感じであるが、夜、雨を避けるようにして巣に籠もっている。


これが最初の巣ごもりになり、翌日もこのまま、二羽で巣に入っていた。

いつ卵を産むのだろうか。あるいはもう、すでに産んだのだろうか。
この巣ごもりは産むためのものなのか、卵を暖めているのか、それすらよく分からない。


ツバメ達は、昼間はどこかに行っているようで姿が見えないが、あるいは、雄だけ餌を探しに行き、雌は、巣の中奥で卵を抱いているのかも知れない。



とにかく、17日に、ツバメ達のこの新居への引越が完了した。

我が家に、新しい家族が加わった。


この日を、ツバメ記念日と呼ぶことにした。

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